仕事

運送業(軽バン)の仕事ごとの1日の流れ 実際どれくらい稼げるか例もあげてます

今回は軽バンの配送業の1日の仕事の流れ、売上のイメージをお伝えします。

皆さんが町中でよく見る、白やシルバーの軽バン(スズキのエブリィや三菱のミニキャブなど)で宅配やネットスーパー等の配達をしている人達です。

この記事を最後まで読んでいただくと、

早速お伝えしていきますね。

基本的には、

仕事の流れ

出社、点呼、アルコールチェック等

荷物を積み込む

地図を見ながら配達する

帰ってきて片付け、伝票の整理

帰宅

という流れなのですが、配達の種類によって少し違いがあります。

それぞれのメリット、デメリットもあるので紹介します。

 

宅配

大手宅配業者(ヤマトさんや佐川さん等)の荷物を配達する仕事です。

売上のしくみ

・売上=単価(130〜160円)×個数

契約する会社によるが、大概はこのパターン。

単価も契約会社によって違ったり、コースによっても違う場合あり。単価が高くても手数料やその他で引かれることもあり。

例 毎日100個配達、25日稼働、単価150円の場合

100個×25日×150円=375000円

ちなみに1日約100個配達は慣れてきてコツをつかめれば捌けます。

仕事のおおまかな流れ

1,出社、点呼→2,皆で荷物をコースごとに仕分け→3,伝票を組む(回る順番を決める)→4,積み込む→5,配達→6,センターに戻ってくる→2〜6を繰り返す→代引き入金、片付け→帰宅

メリット

EC(ネットショッピング)のおかげで年々荷物が増えている=稼げる

・安定的に荷物があるので毎月平均的に売上が上がる

・大手なので仕事がなくなる可能性が低い

・常に時間に追われている分、時間が早く感じる

・毎日担当のコースを回るので覚えれば地図を見なくても回れるようになる

デメリット

・2便(朝〜昼、夕方〜夜2回配達すること)あるので拘束時間が長い。実際に仕事をしていたときは朝7時半〜夜20時(前後あり)。

・不在が基本的に多い(コースによる。宅配ボックスの有無や置き配可能なお客様の割合等)

・メリットでもあったのですが、常に時間に追われているので(時間指定等)精神的にきついかも

365日荷物があるので、GWやお正月など休みにくい

基本的に配達完了にならないとお金にならない(不在だとその時点でお金にならない。再配達して配達完了した時点でお金になる)

 

ネットスーパー

スーパーのイオンやライフ等でお客様がネットで注文した商品(生鮮食品や日用品等)を配達する仕事です。

売上のしくみ

・日当10000円〜15000円 例 10000〜15000円×25日稼働=250000〜375000円

もしくは、

・1件単価500円×件数  例 500円×25件〜30件×25日稼働=312500〜375000円

注:会社によって契約が違うので日当、単価変動あり

仕事のおおまかな流れ

1,出社、点呼→2,リーダーが配車(注文が入ったお客様を振り分け、コースを作る)してドライバーに伝票を渡す→3,伝票を元に荷物を積み込む→4,出発、配達→5,センターに戻る

僕が実際していたネットスーパーは、

・1便目12:00〜14:30

・2便目14:30〜17:00

・3便目17:00〜19:30

の3便でしたが、場所によってはもっと細かく時間が分けられ、便が多いところもあるようです。

メリット

・宅配に比べて拘束時間が短い

・宅配に比べて件数が少ない

不在がほとんどない(お客様が自分で時間指定をし注文をして直接受けとるため)

朝がゆっくり出社できる(昼前出勤のところが多い)

デメリット

1件1件の配達に時間がかかる(バッグから中身を取り出しお客様に商品を渡していかなければならないのと、配達終わったあとにバッグと保冷剤の片付けをして次の家に向かうため)

・お客様の注文での配達になるので、毎回コースが変わる(件数は少ないので地図ではなく僕はカーナビアプリで配達してました)

毎日注文が入るので、GWやお正月など休みにくい

 

商業物流

大手商業物流会社(福山通運さんや西濃運輸さん等)の荷物を配達する仕事です。

現在僕がしている仕事です

売上のしくみ

基本的には宅配会社と同じで、

・売上=単価(130〜160円)×個数

例 毎日80〜100個配達、25日稼働、単価150円の場合

 80〜100個×25日×150円=300000〜375000円

仕事のおおまかな流れ

1,出社、点呼→2,担当ドライバー(トラックに乗っている社員さん)と相談し伝票を受け取り、荷物を台車に集める→3,伝票を組む(回る順番を決める)→4,積み込む→5,出発、配達→6,センターに戻ってくる→2便目あれば3〜6を繰り返す→帰宅

メリット

・基本的に会社相手の配達なので祝日、日曜休み

GW、お盆、お正月は路線(大型トラック)が止まるので休みになる(実際にお盆1週間休みになりました)

会社、お店に配達するのがメインなので不在がほとんどない(個人宅の荷物も少しあるのでそれが不在になることがある)

デメリット

・細かい荷物もあるが、基本的に荷物が宅配に比べて大きいし重い(車屋の部品や製造会社の荷物など)

・色んな種類の荷物があるのでドライバーとコミュニケーションをとらないといけない

・月曜、土曜、休み明けは荷物が少ない(路線の関係)ので宅配と比べると売上が稼ぎにくいかも

 

Amazonの宅配

最近流行りのAmazonの宅配です。Amazonと直接業務委託契約(アマゾンフレックス)を結ぶか、どこかの運送会社で業務委託契約を結ぶかで報酬や働き方が変わってきます。(※重要)

売上のしくみ

アマゾンフレックスの場合

・時間に応じて報酬が決まってきます。例 7時間で12500円 5時間で10000円 3時間で7000円等

運送会社で業務委託契約をし、仕事をしている場合

例 1日15000円×25日稼働=375000円

仕事のおおまかな流れ

どちらの契約でも仕事の流れはあまり変わらない

1,出社、点呼→2,自分の回るコースがカゴ車に用意されている(大きいバッグに荷物がまとめられている)→3,積み込み→4,出発、配達→5,センターに戻り不在の荷物を返却する→6,帰宅

メリット

アマゾンフレックスの場合

・Amazonの配達アプリを使用して仕事のオファーをとり仕事に行く形なので、好きな日に好きな時間で仕事ができる(最強です。運送業界もよくなったなと感じました。

・他の配送と比べて、積み込みが一瞬で終わる(5分くらい。普通の宅配の仕事なら伝票をみて並べ替えて順番を組み、そこから自分で1つ1つ積み込むので30分〜1時間くらいかかる。これも大きなメリットです。

・Amazonの配達アプリを使用しながら配達を行うので地図がいらない。ナビがアプリに入っていて、配達先がピンで順番にたてられている。基本的にはナビ通りに配達すれば仕事ができるので、本当の初心者でもなんとかなります。

運送会社との業務委託契約の場合

・基本朝から夜まで週5〜6で稼働するので、売上が安定する

・荷物が多くて回りきれない場合、運送会社の皆で協力し、荷物の量を調整してくれる

積み込みやAmazonの配達アプリに関してはアマゾンフレックスと同様です。

デメリット

アマゾンフレックスの場合

好きな日に好きな時間で働ける分、他の方達とのオファーの取り合いになり、仕事がとれない時がある

・閑散期はオファー自体少ない=仕事に行けない=安定しない

運送会社との業務委託契約の場合

・アマゾンフレックスみたいに好きな日に好きな時間で仕事ができない

・拘束時間は一般的な宅配の仕事と変わらない(朝から夜までが基本)

 

まとめ

今回紹介させてもらった仕事の内容で、ある程度配送業のイメージができたのではないでしょうか。

簡単に表でもまとめておきます。

売上 拘束時間 休み 仕事の難易度
宅配 難しい
ネットスーパー 普通
商業物流 難しい
Amazon(フレックス) やさしい
Amazon(運送会社委託) やさしい

 

補足:宅配や商業物流は配達だけでなく、積み込みに関して慣れやテクニック、コツなどがいるので難易度高めにしています。

Amazonフレックスは副業として考えるなら最強です!ただ、Amazonフレックスにはアーリーアクセスという稼働状況や信頼性の条件をみたした優先オファーの制度があります。普通なら1週間までのオファーしかとれないのですが、優先オファーなら1ヶ月先までとれるので、売上の安定につながります。詳しく書くと長くなってしまうので、また後日別に記事を書きます。

ではまた!