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使える経費はしっかりと計上している、ろっきーです。
今回は、
と、思っている方に向けて記事を書きました。
家賃などの固定費、商材や食材などの変動費を含め、経費にできるものが多い美容室や飲食店と比べると、目にみえる経費としてガソリン代ぐらいしか思い浮かばない軽貨物運送業ですが、それ以外にも使える経費が意外とあります。
もう今年も12月に入り、残りわずかです。
初めての確定申告を3月にする方や、今までなんとなーく経費を書いていた方、是非参考になるかと思いますので、目を通してみてください。
車関連
ガソリン代
これはほとんどの方が把握されてると思います。
僕でいうと、年間50万〜70万ぐらいガソリン代で計上してます。
かなり大きい経費です。
車の本体の代金(減価償却)
車本体を購入した代金も経費計上できます。
ただし、耐用年数という経費を計上する際のルールがあり、仮に新車で購入した場合は4年にわけて経費計上しなければなりません。
簡単にいうと150万で購入しても、その年の確定申告で丸々150万経費にあげれません。
それでも4年にわけて計上したとしても、金額としては大きいのでしっかりと経費にあげましょう。
中古車で購入した場合、その車の年数などによって上げれる金額がかわってきますので、注意してください。
会計ソフトを使えば、こういうややこしい場合も簡単に進めていけるので、オススメです。(白色申告ならずっと無料なので、初めて確定申告をする方に是非)
オイル交換やタイヤ代、車検費用などの車両費
少し長く説明があり、ややこしい用語も出てくるので、深く考えずに軽く読み流す感じで見ていただけたらと思います。
オイル交換や夏、冬用タイヤの費用も経費計上できます。
気をつけてほしいのは車検費用なのですが、車検は内訳が全て車両費であげないで、いくつかの勘定科目がある点に注意してください。
AI Geminiから引用
事業で使用している車両(社用車や個人事業主の事業用車両など)の車検にかかった費用は、経費として計上可能です。ただし、費用の中身によって使用する勘定科目が異なります。
※ 勘定科目・・・すべての取引の内容を、性質ごとに分類・整理するためのラベルみたいなもの(例、通信費、車両費etc)
車検費用は大きく「法定費用」と「車両基本料(点検・整備費用)」に分けられ、それぞれ以下の勘定科目を使用します。
| 費用区分 | 費用の内容 | 主な勘定科目 |
| 法定費用 | 自動車重量税、印紙代(検査手数料) | 租税公課 |
| 自賠責保険料 | 保険料 | |
| 車両基本料 | 点検・整備費用、部品交換費用 | 車両費 または 修繕費 |
| 車検代行手数料 | 支払手数料 |
少しややこしいかもしれませんが、金額が大きいのに経費計上しないのはもったいないです。面倒くさいですが、しっかりと経費にあげていきましょう。
最後に車関連に関する注意点をあげておきます。
・個人事業主が車を事業用とプライベートで使っている場合は“家事按分”しなければなりません。
・例えば僕の場合は週6日で仕事しているので、1週間のうち6日稼働なので、車関連の勘定科目に対して、6/7(7分の6)で計上しています。
※ 家事按分・・家事按分とは、個人事業主やフリーランスが、事業とプライベート(家事)の両方で共通して使っている費用を、合理的な基準に基づいて事業用とプライベート用に分ける会計処理のことを指す。
駐車場代
これも経費計上できます。
ただし、車を事業とプライベートで使ってる方は先程と同様、”家事按分”してください。
割合も僕は先程と同じで”6/7″で計上しています。
家関連
家賃、水道光熱費、通信費
個人事業主の良いところは、”家事按分”で自宅兼事務所の家の家賃を、事業に使っている割合で経費に計上できる点です。
会社員にはない”特権”なので、しっかりあげていきましょう。
これは人によって割合が変わってきやすい(2つ部屋があって1つ仕事部屋にしているパターンと、ワンルームマンションで1部屋を仕事場とプライベートにしている場合は、割合が変わってくる)です。
例えば、2DKの場合
仮に、家賃が5万円だとすると、
計算式
50000円×33%=16500円
毎月16500円家事按分で経費にあげれます。
1Rの場合
こちらも家賃5万円だとすると、
計算式
50000円×25%=12500円
毎月12500円、家事按分で経費にあげれます。
家の間取りは人によって全然違うし、作業スペースの広さでも変わってくることがわかっていただけたでしょうか。
大事なのは、家事按分のパーセンテージの理由を自分なりに説明できるようにすることです。
そうすれば、仮に税務調査が入ってもしっかり対応することができます。
たまにいると聞きますが、家賃を100%経費にしている方は本当に危険です。やめておきましょう。
通信費は、普段の取引先の事務所とのやりとりや、勤務先の他ドライバーさんと連絡をとったり、特にAmazon Flexはスマホを必ず使うので、しっかりと経費にあげてます。
僕は毎日10時間以上、週6日ぐらい仕事をしていますが、税務調査のことも考えて、50%にしています。
家賃よりも大雑把に按分しているので、低めに設定しています。
仕事とプライベートの電話を2つ使い分けている方は、仕事用を100%経費にあげて問題ないです。
1つしか使ってないけど、ほとんど仕事でしか使ってないよ!という自信のある方は60%、70%と経費にあげてもいいかと思います。
大事なのは先程も言いましたが、しっかりと自分で説明できればOKだと思います。
まとめ
どうでしょうか?
僕が初めて確定申告した時は、コンビニで500円の確定申告の本を買って、それを見ながらPCでなんとか作り上げて提出していました。
経費もガソリン代はしっかり計上しましたが、他は知識不足で全然経費をあげていませんでした。本当にもったいなかったなと思います。
僕らは会社員と違い、自分で確定申告をする分手間がかかりますが、しっかり経費を計上し、控除を活用することで税金を自分でコントロールすることができます。
これは本当に”特権”です。
普段の業務も大切ですが、少しずつでもいいので経理関係も勉強していきましょう。
結構勉強し始めると楽しいですよ。
最後に、経理に関して面白いな、興味が湧いてきたと感じた方や、少し勉強してみようかなと思われた方に初心者向けでわかりやすい本を紹介しておきます。
かなり読みやすくてオススメです。
今回は長くなる記事だったので”前編”と”後編”に分けました。
また近々”後編”も書いていきたいと思います。
ではまた!



